斜線の旅

旅が意識を変えるのとまったくおなじように、芸術作品は意識を変える。良いほうにも、悪いほうにも変えうる。つまり、それだけ強い体験だということ。
変わった意識は、それまで予測もつかなかった、新しい方向をめざすようになる。いわゆる現実の中にあって、旅と芸術は不活発になった心と体に衝撃を与える。それでまた、生きることが進む。


『斜線の旅』菅啓次郎 (インスクリプト


意識の覚醒への旅へ。時間と空間の間を揺蕩う、至福の時間を与えてくれる本。